AIで作ったサイトのレビューを依頼するときに|初回相談で整理すること
AIで開発した情報サイトの初回レビュー依頼をもとに、コードの共有、公開環境、データの権限、変更手順、秘密保持をどう整理するか紹介します。
AIで作った情報サイトの初回レビューを依頼されています。コード確認の前に整理した、共有方法・公開環境・データの権限・変更手順を紹介します。依頼時点の相談を、個別の会社やサービスが分からない形でまとめたものです。
まず、何を不安に感じているかを共有する
相談で知りたいのは、サービスの用途と、確認したい機能です。ログイン後のデータ閲覧、管理者向けの操作、公開への反映など、普段使っている画面から説明できます。
「誰が見る情報なのか」「自分で何を変更しているか」を、普段の言葉で伝えれば、点検する範囲を整理できます。
今回も、実装を全面的に依頼する前に、初回レビューで状況を確認し、その後に継続を判断する形で進めています。
コードは、共有する範囲と権限を決めてから確認する
必要に応じて秘密保持契約を結び、コードの保管先へ読み取り権限で招待いただくところから始めます。初回からすべての外部サービスの管理者権限を共有する前提にはしません。
コードを確認したうえで、追加で見たい設定があれば対象を伝えます。秘密情報や顧客の実データの共有が必要になった場合は、目的、範囲、方法を別に決めます。
公開とデータ変更の手順を、普段の操作で説明する
コードの保存先が分かっても、本番へどう反映しているかは別の情報です。データ構造や権限を変えるとき、どこで変更を作り、どこで試し、どの操作で本番へ反映するかを確認します。
たとえば「AIで画面を直した後、公開ボタンを押す」「データを保存する項目は、別の管理画面から追加する」という操作を、順番に書き出します。使っている画面の名前が分かれば十分です。変更の記録と本番の状態が一致しているか、元に戻す手順があるかは、レビューで確認する項目に含めます。
自分で点検した記録も、レビューの材料になる
すでにアクセス権限やデータベースの処理を確認している場合は、その記録も役立ちます。何を確認済みで、どこが未確認かを区別できるためです。
レビュー後の報告には、確認した範囲、気になる点と改善案、優先順位、未確認事項をまとめる予定です。未確認の項目には、追加で必要な確認を記載します。
依頼前のメモは、分かるところから埋める
次は書き方を示す架空の例です。サービス名や技術用語が分からなければ、画面の名前と普段の操作を記録します。
| 項目 | 記入例 |
|---|---|
| 用途と利用者 | 会員が自分の申込履歴を見るサイト |
| 気になる操作 | ログインはできるが、他の会員の履歴を見られないかは未確認 |
| 自分で変更していること | AIに画面修正を頼み、公開ボタンで反映している |
| 共有できる資料 | 公開URL、画面一覧、確認に使うテスト用アカウント |
| 共有方法の不明点 | コードの保管先は分かるが、読み取り権限で招待できるか未確認 |
パスワードや秘密のキーを最初の問い合わせに貼り付ける必要はありません。必要な資料と渡し方を決めてから共有します。技術顧問の費用と範囲、レビューの全体ガイドをご覧ください。
この記事を書いた人
株式会社Float Engineering 代表
西林 明信
自社プロダクトの開発・運営と、Webサイト・業務システムの受託開発を行っています。広告代理店でのマーケティング、楽天でのデータ分析を経て、2023年にFloat Engineeringを設立。
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