Next.jsも更新が必要?|2026年10月の脆弱性と、制作会社に確認すること
2026年10月14日のNext.js公式発表を基に、対象機能・修正版・更新の確認方法を説明。新しい技術で作ったサイトでも、依存する部品と本番環境の管理が必要です。
新しい技術でサイトを作っても、公開後の更新は必要です。2026年10月14日、Next.jsは外部ライブラリに関連する脆弱性への修正版を公開しました。Next.jsは、公開ページだけでなく、ログインやフォームなどのサーバー処理にも使われる制作ツールです。
この記事は2026年10月14日のNext.js公式発表を基にしています。制作・運用を依頼している事業者が、担当者へ確認する内容をまとめました。
「Next.jsを更新した」が、どこまで終わったかを聞く
利用中のサイトが対象か、対応が済んでいるかを制作・運用担当者へ聞きます。機能名が分からない場合は、サイトのURLと公式発表のリンクを渡せます。
更新作業は、コードの変更から本番への反映まで段階があります。依頼する側は、担当者から次の報告を受け取ると、どこまで終わったかを把握できます。
- 対象のサイト・環境、利用していた版、今回の脆弱性への該当有無と理由
- 適用した版と、本番へ反映した日時
- ログイン、問い合わせ、画像表示などの確認結果
- 残っている確認事項と、その担当者・予定
コードの依存関係を書き換えただけで終わらず、実際の公開環境へ反映する必要があります。サーバーを管理する会社と制作会社が別なら、両者の分担も確認します。
担当者へ共有する、10月14日発表の対象機能と修正版
対象かどうかの判断は、制作・運用担当者へ依頼します。次の表はその確認に使う共有資料です。10月14日の公式発表に記載された問題を整理しています。
| 対象の機能・条件 | 想定される影響 |
|---|---|
| App RouterとCache Componentsを使い、特定の形式のデータを返す処理 | 認証なしで意図しないコードを実行される可能性 |
| glibcを使うLinux上の画像最適化処理に関連する部品 | 意図しないコードを実行される可能性。CVE-2026-96889 |
| App RouterでServer Actionsを使う処理 | CPUの過大な使用によるサービス停止の可能性 |
10月14日の発表で案内された修正版は16.4.1と15.5.28です。利用中の版に合う更新経路と、それ以降の修正も担当者に確認してもらいます。似た処理がないという自己判断で更新を省かず、公式の適用案内に従ってください。対象と修正の詳細
ホームページでも、フォームや画像の処理が動く場合がある
案内ページが中心のサイトでも、フォームや画像の処理にサーバー機能を使う構成があります。反対に、Next.jsで作っていても、生成済みファイルだけを配信する方式もあります。Next.jsの静的出力の説明
技術名だけで影響を判定せず、実際に使っている機能を確認してもらいます。静的に配信する範囲と、サーバー側で処理する範囲が分かれば、更新の担当も決めやすくなります。
Node.jsやReactの更新とは、確認する対象を分ける
Next.js、実行環境のNode.js、画面やサーバー処理に関わるReactには、それぞれ更新情報があります。使っている版と更新担当者を、製品ごとに確認してください。
10月21日のNode.js更新は、別の記事で整理しています。各製品の公式案内と、配信事業者の対応範囲を確認する運用にします。
新しい構成へ移す理由と、公開後の管理を両方決める
会社・店舗の案内を新たに作る場合、当社はAstroによる静的サイトを基本にします。会員サービスや業務システムは、必要な処理に合わせて構成を選びます。いずれも、使っている部品の更新を確認する担当者と、反映する手順が必要です。
ホームページの構成の選び方では、この区別を説明しています。コードや設定を自分で変更する際の相談先として、技術顧問・初回レビューも用意しています。緊急時の修正や復旧は、現在の運用担当者と先に対応を進めてください。
この記事を書いた人
株式会社Float Engineering 代表
西林 明信
自社プロダクトの開発・運営と、Webサイト・業務システムの受託開発を行っています。広告代理店でのマーケティング、楽天でのデータ分析を経て、2023年にFloat Engineeringを設立。
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