ホームページの構成はどう選ぶ?|CMS・静的サイト・Astro・Next.jsの違い

提案書で見かけるWordPress、Studio、Jamstack、Astro、Next.jsは何が違うのか。更新する人、公開ページ、会員機能の3点から、会社・店舗に必要な構成を整理します。

ホームページの提案で技術名が並んだときは、「誰が原稿を更新するか」「訪問者に何を見せるか」「どんな処理が必要か」に分けて聞くと比較しやすくなります。WordPressは編集などに使うソフトウェア、静的サイトは配信方式、Astroは制作者が使う実装ツール、と役割が違います。

更新方法・配信方式・制作ツールを分けて見る

決めること名称の例発注する側が確認すること
どこで文章や画像を編集するかWordPress、Studio、microCMS自分で変えられる範囲、編集者、利用料
公開ページをいつ作るか静的配信、アクセス時に作る方式反映までの時間、必要な機能、運用する仕組み
制作者が何を使って実装するかAstro、Next.js選ぶ理由、引き継ぎ方法、公開後の管理
機能をどう分けるかJamstackなどの構成CMS・フォーム・配信先の役割と契約

WordPressは編集とページ表示をまとめられるソフトウェア、Studioは編集から公開までを扱うサービスです。microCMSは原稿などを管理し、別に作った公開ページへ渡す用途で使えます。一つの製品で複数の役割を担うこともあります。提案を受けたら、どの役割を任せるのか確認しましょう。

会社・店舗の案内なら、必要な更新機能から決める

お知らせだけを自分で変えたい場合と、ページのレイアウトを毎週変えたい場合では、向く編集方法が違います。「CMS付き」とだけ比較せず、実際に担当者が行う操作を見せてもらいます。

当社が会社・店舗の案内サイトを新しく作る場合は、Astroによる静的なページを基本とし、必要ならお知らせ用の管理画面とフォームを組み合わせます。訪問者ごとに複雑な処理をする必要が少なく、構成を絞りやすいためです。

日々の編集にWordPressやStudio固有の機能が必要なら、継続する選択肢もあります。更新方法の確認と静的サイトの向き不向きを先に比べてください。

会員・予約・業務データがある場合は、処理と権限を設計する

自社で開発する会員画面や業務システムは、誰がどの情報を見て変更できるか、データをどう保存するかを決める必要があります。必要なサーバー処理とデータベースも含めて構成を選びます。外部の予約・決済サービスで足りるかも検討します。

Next.jsは静的な出力にも対応します。Astroにも必要なページをアクセス時に生成する機能があります。「Astroだから静的」「Next.jsだから必ず動的」と技術名だけで判断はできません。Next.js公式資料、Astro公式資料

このコーポレートサイトはNext.jsで実装しています。一方、案内中心のサイトを新たに制作する際にはAstroを基本にする方針です。自社の既存実装と、お客様の新規制作に必要な構成は分けて判断します。

デザインと制作費は、素材・作業範囲も合わせて比べる

同じ制作ツールでも、テンプレートを使うか、写真や情報の並びまで設計するかで印象は変わります。逆に構成を変えても、原稿と素材をそのまま使えば、見た目の課題は残ることがあります。デザインの見直し方で、変えたい箇所を整理できます。

AIを使う場合も、制作の下書きや実装をどう進めるかという話と、公開サイトがどう動くかという話は別です。制作費用の記事で、作業範囲と納品時の確認を比較してください。

提案書には、構成図より先に担当者の作業を書いてもらう

確認したいのは、お知らせを公開するまでの操作、問い合わせの受け取り方、障害時の連絡先、毎月・毎年の支払先です。その後に、どの技術で実現するかを確認します。

ホームページの管理・運用ガイドから、必要な作業を整理できます。構成がまだ分からない状態でも、制作・移行の相談は可能です。

この記事を書いた人

西林 明信

株式会社Float Engineering 代表

西林 明信

自社プロダクトの開発・運営と、Webサイト・業務システムの受託開発を行っています。広告代理店でのマーケティング、楽天でのデータ分析を経て、2023年にFloat Engineeringを設立。

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