WordPressから静的サイトへ移行する手順|記事・URL・フォームのチェックリスト

WordPressをAstroへ移す前に整理する記事、画像、プラグイン、URL、メール。見積もりから公開後の確認まで、抜けやすい作業を一覧にします。

WordPressから静的サイトへ移すときは、公開ページ、更新作業、フォームなどの機能を一覧にしてから見積もります。記事と一緒に、検索からアクセスされるURLや、担当者の更新手順も引き継ぎます。

このページは、Astroなどへの移行方針を決めた担当者向けです。まだ移行するか迷っている場合は、WordPressの保守・移行ガイドから確認してください。

公開URLと、移行先での扱いを一つの表にする

サイトマップ、管理画面、アクセス解析などから既存ページを洗い出します。アクセスの少ないページでも、名刺や営業資料、外部サイトから参照されている場合があります。

元のURL内容移行先での扱い確認すること
/company/会社概要同じURLを維持住所、地図、画像
/news/123/お知らせ新CMSへ移す日付、本文、画像、カテゴリ
/contact/問い合わせ処理を作り直す入力項目、通知先、保存先
/campaign-old/終了した企画関連ページへの転送か終了表示今も使われているリンク

表は架空のサイトの例です。移行先がないページをすべてトップへ転送する扱いは避け、内容の対応関係を見て決めます。URL変更時の転送や内部リンクは、Googleのサイト移転ガイドに沿って確認します。

本文に埋め込んだ機能と、関連データも確認する

WordPressの出力データを読み込めても、独自ブロック、ショートコード、カスタムフィールド、画像の参照先は個別に変換が必要な場合があります。記事数と、変換に使うテンプレートの種類を分けて数えます。

100記事が同じ書式ならまとめて処理できる部分がありますが、10ページすべてが独自の構成なら手作業が増えます。画像は新しい配信先へ移し、旧サーバーへの参照が残っていないか確認します。タイトル、説明文、見出し、画像の代替テキストも対象です。

本番を切り替えるまでの間に記事が増える場合は、最初の移設後に追加・修正された内容を取り込む日程も決めます。

プラグインで実現している機能を引き継ぐ

問い合わせ、予約、サイト内検索、地図、アクセス解析。どの画面で何に使っているかを確認し、移行先での実装方法を決めます。

問い合わせは、送信できるだけで完了にしません。担当者への通知、自動返信、入力エラー、迷惑送信対策、送信失敗時の表示を確認します。個人情報の保存先も変わり得るため、フォームのデータ管理も見直します。

会員ごとの表示や決済には、データを処理する仕組みを別に用意します。外部サービスを使うのか、別の処理を開発するのかによって費用が変わります。

検証用サイトで、編集担当者にも操作してもらう

テスト環境では、スマートフォンでの表示とリンクを確認し、お知らせを追加・修正・非公開にする操作を試します。検索エンジンへ公開しないための設定も必要です。

公開時には、その設定が本番側へ残っていないか確認してください。担当者が行う操作と確認事項は、AstroとCMSの更新フローにまとめています。

ドメインを切り替えても、すぐに旧契約を解約しない

同じサーバー契約にWebサイトと業務メールが入っている場合があります。契約、ドメインの管理者、メールの設定を確認してから公開先を切り替えます。

公開後は主要URL、転送、フォーム、検索エンジン向けの設定を点検します。問題が出たときの戻し方と、旧環境の保存期間を先に決めてください。旧環境を残す期間もアクセス制御や更新は必要です。

移行後には、ソースコード、CMS・配信サービスの管理権限、更新手順、継続費用を受け取ります。WordPressのAstro移行サービスでは、この表の内容をもとに作業範囲を整理します。

この記事を書いた人

西林 明信

株式会社Float Engineering 代表

西林 明信

自社プロダクトの開発・運営と、Webサイト・業務システムの受託開発を行っています。広告代理店でのマーケティング、楽天でのデータ分析を経て、2023年にFloat Engineeringを設立。

ブログ一覧