Studioの情報漏えいに関する発表を受けて|サイト運営者が確認すること

2026年10月のStudio不正アクセスに関する公式発表をもとに、個別通知、フォームの保存データ、外部連携、継続利用と移行の判断を整理します。10月23日確認。

Studioの不正アクセスに関する通知を受け取った場合は、公式の個別案内で、自社プロジェクトの対象情報と必要な対応を確認してください。サイトを移行するかどうかの判断と、今回の事象への対応は分けて進めます。

この記事は2026年10月23日に確認した公式情報をもとにしています。追加の調査結果や案内は、Studioの専用ページで確認してください。

公式は「情報が流出した可能性」として案内している

Studioは10月16日、クラウド環境への不正アクセスと、管理する情報が外部に流出した可能性を公表しました。第一報では、侵入経路への対処を終えた一方、第三者による取得の事実は確認できておらず、取得されたものとみなして対応すると説明しています。Studioの第一報

この発表だけでは、個々のサイトの情報が実際に取得されたかどうかは分かりません。対象プロジェクトのオーナー宛のメールや、ログイン後の個別案内を確認します。公式の確認方法

フォームと外部連携を、サイトの表示とは別に確認する

確認する情報は、公開ページの文章、問い合わせの内容、連携用の認証情報に分けます。今回の第一報は、アカウント情報に加え、フォームの送信内容や外部連携の認証情報などにも言及しています。

パスワードや外部サービスのキーについては、利用している認証方式・機能に応じて変更や失効が必要です。具体的な対象と手順はStudioの公式案内に従ってください。

社内では、どのフォームに何を入力してもらい、どこに保存・転送しているかを一覧にすると、確認漏れを見つけやすくなります。現在は使っていないフォームや、過去のキャンペーンも含めます。調査に必要な記録を保全する前に、慌ててプロジェクトや回答データを削除しないよう担当者間で手順を決めます。

報告や本人への連絡は、個別の状況で確認する

個人情報の漏えい等については、委員会への報告や本人への通知が必要になる場合があります。判断は、取り扱っていた情報、事象、委託関係などで変わります。個人情報保護委員会の案内

Studioからの案内を自社の個人情報管理担当者・法務担当者と共有し、必要に応じて専門家へ確認してください。届出などの判断と事故調査は、専門家の確認範囲に含めてください。

Studioの今後の運用は、継続利用と移行の全体ガイドで整理しています。

継続利用と移行は、管理方法を比べて決める

継続する場合は、編集のしやすさを活かしながら、保存する情報、フォームの構成、外部連携の権限、不要なデータを保持する期間を見直せます。

移行する場合も、同じ確認が必要です。たとえばAstroでページを静的に配信しても、問い合わせフォームを使えば、フォームの処理やメール送信先で情報を扱います。CMSや配信基盤の管理も残ります。

比べる項目確認する内容
更新作業誰がどの画面で編集し、どの手順で公開するか
問い合わせ収集する項目、保存先、閲覧権限、保持期間
外部連携キーの管理者、権限、失効・再発行の手順
引き継ぎドメイン、原稿、画像、URL、管理アカウント
継続費用制作費だけでなく、更新代行や外部サービスの費用

移行の手順はStudioからの乗り換えガイド、更新とフォームを分けた構成はシンプルキッチンのAstro制作例にまとめています。

WordPressの更新やPHPのサポート切れは、それぞれホームページの保守ガイド、Webサービスの改修ガイドで扱っています。同じ「セキュリティが心配」という相談でも、対処する場所は異なります。

運用構成を見直したうえで移行を検討する場合は、サイト移行サービスで、更新方法とフォームの扱いを含めて相談できます。今回の事象への対応は、移行を待たずに進めてください。

よくある質問

Studioを解約・移行すれば、今回の対応は終わりますか?

移行だけでは完了しません。取得された可能性のある情報や認証情報への対応、本人への連絡などは別に確認が必要です。まず公式の個別通知と最新案内を確認してください。

Astroの静的サイトなら、情報漏えいは起きませんか?

漏えいしないとは言えません。フォーム、CMS、メール、外部連携が扱う情報と認証情報は管理が必要です。どこに何を保存するか、誰が管理するかを設計することが大切です。

この記事を書いた人

西林 明信

株式会社Float Engineering 代表

西林 明信

自社プロダクトの開発・運営と、Webサイト・業務システムの受託開発を行っています。広告代理店でのマーケティング、楽天でのデータ分析を経て、2023年にFloat Engineeringを設立。

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