ペライチからの乗り換え——1ページの限界と、次のサイトの作り方
ペライチで作ったサイトが手狭になってきた。ページを増やしたい、ブログで集客したい、でも料金が積み上がる。乗り換えのタイミングの見極めと、データの持ち出し方、移行先3つの選択肢を整理する。
ペライチでサイトを公開して、事業は動き始めた。ただ最近、手狭になってきた。ページを増やしたい、ブログで集客したい、予約や決済も載せたい——気づけば有料オプションが積み上がって、月額もそれなりになっている。
ペライチは「まず1ページ公開する」ためのツールとしては優秀だ。だからこそ、事業が伸びたら卒業するのが正しい使い方だと思う。この記事では、卒業のタイミングと進め方を整理する。
乗り換えを考えるサイン
- ページを増やしたくなった。 サービスが複数になった、採用ページが必要になった。ページ数や機能はプランの階段を上がるほど月額が積み上がる
- 検索からの集客を始めたくなった。 ブログを継続的に書いて検索流入を作る運用は、ペライチの設計思想の外にある
- 月額の合計が気になってきた。 オプションを足した結果、「これなら普通にサイトを持ったほうが安いのでは」と感じ始めた
- 見た目の「ペライチ感」。 テンプレートの構造上、同業他社と似た見た目になりやすい
逆に、今も1ページで用が足りていて、月額にも納得しているなら、乗り換える必要はない。LP1枚で完結する事業は実際に多い。
データの持ち出し方
ペライチにサイトのエクスポート機能はない。移行は作り直しになるが、幸いペライチのサイトはページ数が少ないので、持ち出し作業は他のツールからの移行より軽い。
- テキスト・画像: 手作業でコピー・ダウンロード。1〜数ページなら半日仕事だ
- 独自ドメイン: 自社で取得したものなら移行先へ向け直せる。ペライチ経由で取得した場合は移管手続きが要る(ドメイン移管の進め方)
- 無料サブドメイン(
peraichi.com/landing_pages/...等)の場合: URL資産は引き継げない。ただしLP中心の運用なら検索流入は元々少ないはずで、実害は小さいことが多い - 予約・決済の履歴: ペライチ上の機能で受けてきた予約・決済のデータは、移行前に必ず控えを取る
乗り換え先は3択
| 選択肢 | 初期費用 | 月額 | 向いている場合 |
|---|---|---|---|
| ① 多ページ型のSaaS(STUDIO/Wix等) | 0〜30万円 | 数千円 | 自分で運用を続けたい場合 |
| ② WordPress | 10〜50万円 | 保守費 月5千〜3万円 | ブログを複数人で高頻度に書く場合 |
| ③ 静的構成(Next.js等) | 10〜50万円 | ほぼゼロ | 月額を増やさず、ページ数と機能の自由を手に入れたい場合 |
ペライチからの卒業理由が「月額の積み上がり」なら、③が合理的だ。静的構成はホスティングが無料枠〜月数百円で、ページをいくら増やしても月額は変わらない。ブログもファイルベースやmicroCMSで運用できる。①を選ぶ場合はホームページ自作ツール比較を、②を選ぶ場合は保守費の相場(WordPressの保守費用)を先に見てほしい。
移行の落とし穴
- 予約・決済機能の代替。 ペライチの予約・決済を使っていた場合、移行先で同等機能をどう用意するか(外部の予約サービス連携等)を先に決める。ここを後回しにすると公開が止まる
- フォームの実送信テスト。 移行後に必ず行う
- 解約タイミング。 新サイト公開・ドメイン切り替え完了までペライチは解約しない
判断基準
- 1ページで足りていて月額にも納得 → そのまま
- ページを増やしたい・自分で運用したい → 多ページ型SaaS
- 月額を増やさず、ブログ集客も機能拡張も見据えたい → 静的構成への作り直し
この記事を書いているFloat Engineeringでは、ペライチからのサイト移行を請け負っています(10万円〜)。 代表が直接ヒアリングして、そのまま自分の手で移行します。ページ数が少ない分、移行費用も下限に近いことが多いです。
「今の月額構成が妥当かどうか」だけの相談でも構いません。